ドン・レボの陽気な日記

俺(ドン・レボ)が徒然なるままに書いてやる。ちなみに素面で書いてやる

ブログなるものの開設に寄せた一文

 ドン・レボと申す者だ。普段は小規模ながら建築関係の事務所を営んでいる。

 昼間はあくせくと働き、部下や家族を養っている古き良き社会人をやっているが、休日や仕事終わりは基本的に浴びるほど飲んでいることが多い。しかし無論これは素面で書いている。当たり前だ。俺はどこぞの退廃的な小説家ではない。

 

 さて、先日、大佐とかいう妙な名前の、妙な音楽をやっている奴と『ザ・ヴァー』という行きつけのバーで飲んでいる時に、その大佐から唐突に、

 

「ドン・レボ、一つブログでも書いてみません? 僕のはてなブログのスペース、利用していいですから。絶対面白いですよ、あなたみたいな人(失笑)がブログなんか書いたら」

 

 なんて適当にもほどがあるトーンで言われた。その時は「オメーはあれか? バカか? ザ・おバカか? はたまたザ・編集者か? ゑ!?」とその場で奴の顔面にドロップキックをかましてやった次第だが、1日経って酔いが覚め、冷静になって考えてみたところ、我が「ふれあい建築事務所」や、仲間である他の連中の宣伝のためにも、ここら辺でそういう試みを打つのもまた一興、悪くないなと思ったので、後日俺のドロップキックのせいで三日間の入院中だった奴にテルして、病院は基本的に通話禁止だと焦る奴を怒鳴りつけて黙らせ、「ちょっちスペース貸せ、加瀬!」と脅しつけてこのブログを開設するに至った。

 

 他方、文章なんていうものは、さすがの俺もながらく書いてこなかった。俺が小学生の時分に、その学校の卒業文集に寄せた『この明滅する社会の真ん中で、我々は今後も効率ばかりを追い求め、生きていくのであろうか』と言う作文が担任の先生の目に止まって、「今後もきぼうを捨てずにがんばりま賞」を恐れ多くもいただいたことはあったが、それ以来、来る試験やレポート以外の文章など、これっぽっちだって書いてはこなかった。

 

 だが、俺も男だ。曲がりなりにも俺がやると決めたことは、これまでもやり通してきた。女を落とす、鳥を落とす、一国を落とす、そのすべてを、だ。そんな俺にかかれば、たぁかぁが文章など、どうってことはない。1日100更新を目指す。そうとも、俺はやる時はやるのだ……と言いたいところだが開設にあたって部下の従業員、通称飲兵衛に更新頻度の相場を聞いたところ、「ドン・レボ、そら厳しいっすよ。オラ1日に100文字も書いたら血、吐きますもん」とそれはそれでもっともなことを言いやがった。なるほど。成る程。さすがの俺も血は吐きたくない。それは断じて嫌だ。なので誠に遺憾ながら1日1更新を目指してこれから書いていくつもりではある。

 

 ただ期待はするな。俺も忙しい身だ。家に帰れば愛するマイワイフがいるし、仕事場には飲兵衛をはじめとした守るべき部下がいるのである。何、俺もレイヴァーだ。働かざるもの食うべからずとはよく言ったものだ。俺は働いている。休日は酒を飲んでいる。夜もだ。

 

 さて、先ほどからつらつら出てきている俺ことドン・レボと、部下の飲兵衛の人柄についてだが、先述の大佐と言う奴が、どうやら俺たちのことを勝手に楽曲にして、あまつさえ動画を作ってどこぞにアップローディングしているらしいから詳しく知りたくばそちらを参照すればいい。以下、奴が勝手に送りつけてきたURLを貼る。断っておくが俺は未だに見ていない。何と言っても音楽はジャズに限る。

 

www.nicovideo.jp

 

 

 以上だ。

 ここでもう一つ断っておきたいのだが、奴の話を聞く限りどうやら曲や動画にしているのは俺たちがベロベロに酔っ払った時のことだそうなので、万一この動画を見て「うわードン・レボと飲兵衛ってこんな人たちなんだぁフハハハハハハ」などとは間違っても思わないでほしい。人は外見だけでは推し量れないから神秘的であり、面白いのだ。確かに飲むと前後不覚になる傾向は否定できないが、酒さえ飲まなければ俺はダンディズム溢れるヒゲオヤジングスカーヴドインストーン。果たして自分でも何を言っているのかよくわからなくなってきたが、まかっちょいいのである。

 

 長々と書き連ねてもしょんがないからこれくらいで止めておく。今後は俺が住んでいる町「なんだ町」での出来事や、仲間との飲みのこと、それから、まぁ大佐のことなどもちょこちょこと書いていってやろうと思っている。

 

 

 じゃあな。いい酒飲めよ。